2014年4月25日金曜日

あえてセウォル号の船長を弁護する

韓国のニュースサイトを見ると、どこもかしこも連日セウォル号事故のニュースで埋まっていて、日本でもずいぶん話題になっているけれど、まあ、だいたい「船長は悪いやつで、救助の体制もなってなかった」という感じだろうか。
特に、乗客を放り出してさっさと逃げ出したセウォル号の船長だとか、操船ミスだったようだとか、船員は非正規職だったとか、つまり船員のレベルが低くて船が転覆して、被害を大きくしたかのように伝えられている。でも、本当にそうなんだろうか。いろいろな情報を集めてみると、乗客の避難誘導での責任は確実にあると思うのだが、それ以外の部分では必ずしも断定的に船員が問題だったとばかりも言えないような気がする。
4/23にCBSラジオが放送した弁護士とのインタビューを聞いていると、船長をはじめとする乗組員はそれなりに努力はしていたように思われる。

2014年4月22日火曜日

元セウォル号航海士とのインタビューについて

韓国のメディアは毎日、朝から晩までセウォル号関連のニュースを伝えているが、4/21のJTBCニュース9で、セウォル号に乗って問題の航路での運行の経験があるベテラン航海士とのインタビューが放送された。これまで指摘されていなかった数々の疑問や、なぜこのような事故が起きたのかについての説得力のある情報が含まれている。
この電話インタビューは、航海士のなまりが強い上に、話し方がまずくてよくわからない部分もある。さすがのソンソッキも話をまとめるのに苦労しているのが面白いけど、それはまた別 の話として、ウェブサイトの文字起こしも不正確(たとえばサイトのコメント欄に「スターポルトチェイン」は「スターボード・テン(面舵10度)」というコメントがついていた)で細かいところはよくわからないのだが、とにかくこれまでの報道では出てこない話で、びっくりした。ぼくが理解した内容としては、ざっと以下の通り。

2014年4月20日日曜日

セウォル号


大惨事になってしまった韓国のセウォル号。救助作業は遅々として進まず、時間だけが無駄に流れ、家族の焦りはつのるばかり。まだ事故の全体像は明らかになっていないが、漠然としたものが見えてくるにつれて、何だか暗澹たる気分が強まる。
この事故の背景には、技術的な問題、安全管理の問題、そして救助システムの問題がある。

2014年4月2日水曜日

F-35という戦闘機

日本ではジェット戦闘機のことなんて、自衛隊関係者か、さもなくば軍事オタクやマニアでもなければ、ほとんど知られていない。ぼくもそうだったのだけど、何年か前に外国人から「武器を知らずに『戦争反対』なんてナンセンス」と言われて、それもそうだと思った。それ以来、少しずつ、戦争のシステムを気にするようになったのだが、最近、特に気になってるのがF-35という開発中の戦闘機だ。